長崎から25時間!

8月の末に、長崎管区から派遣されたボランティア先遣隊が大槌町に入りました。
隊長は古木真理一神父、隊員は男女合わせて信徒6名、
この7名は22日の早朝、車で長崎を出発し、名神自動車道から
北陸自動車道を走り、日本海沿岸を進み、富山に一泊。
翌朝、富山を出発し、新潟から磐越自動車道を通って福島から東北自動車道に入り、
宮城県、岩手県を通過しながら、釜石市の沿岸から北上し、やっと大槌町に到着しました。
走行距離2000km、時間にして25時間の大移動での大槌入りでした。
大槌には、長崎管区先遣隊を迎えるために、仙台、気仙沼、宮古、久慈の
それぞれの司祭が駆けつけ、夕方に着いた先遣隊と共にカレーパーティーで歓迎しました。
これに先立つ約1ヶ月、釜石ベースのボランティアたちが、津波被害を受けた
ビジネスホテルである寿ホテルのドロかき、修繕、清掃などをして準備してきました。
このホテルは、盛岡のカトリック信徒の厚意により、ボランティアベースとして活用することを
望んで、提供してくださったものです。いよいよ、大槌での長崎管区の挑戦が始まります。

大鎚ベースより市街地を望む
(カトリック仙台司教区東日本大震災救援・復興活動ニュースレターより)