受難の月曜日に静修
~北九州地区典礼部会研修会~


聖週間に入り受難の月曜日となった3月21日(春分の日)、北九州地区
典礼部会の研修会が、シート―会 伊万里の聖母トラピスチヌ修道院で行われた。


例年、講師を迎え信者の皆さんを対象に典礼についての講演会などが計画されてきたが、
今回の研修会は普段、小教区の典礼に携わっておられる方を対象に、
それぞれの信仰を見直し深めるような、黙想会のような研修会ができないかと
企画され2年越しで実現した。北九州地区の各教会から担当司祭の牧山美好神父を
はじめ、深堀勝人神父、マヘル神父の司祭3名を含む43名の皆さんが参加し、トラピスチヌ修道院で
生活のすべてを祈りとして捧げて生きるシスター方の、一日に七回ささげられる共同体の祈りの一つである
六時課の祈りに聖堂で共に与り…昼食後、修道院長の渋谷シスターのお話しを聞き、
終わりにシスター方の九時課の祈りに与るという…短い時間での研修会ではあったが
帰りのバスの中での分かち合いでは、~イエスさまも祈ったであろう詩編の祈りを通して、
神をたたえ賛美するシスターたちの静かで美しい祈りが心に響いた…。
シスターたちの祈りの生活を見て…私たちは、その何分の一も祈っていないのですが
これから少しでも近ずけて行けたらなと思いました…。
生活の中心が神さまにあると言うことを考えさせられました…。
シスターのお話から、神のことばイコール典礼、典礼は神にお捧げするものであり、
また私たち一人一人がいただくもの…活力であると言うことが心に残りました。
一日は一生を表しているという言葉とキリスト者の生活は典礼であるという言葉に
大きな共感を感じました…。祈られているシスター方の顔が
活き活きとしている…シスターたちの祈る姿に喜びが感じられた…。~
などの声が聞かれ…聖週間の聖なる三日間の典礼を迎える準備としての良い静修となりました。

 
     

今回は長い歴史を持つトラピスチヌ修道会のシスター方の祈りの生活の、ほんの一部にでも
触れること、見ることで日々喧騒にまみれた日常生活のなかで、ともすれば神さまから、
教会から離れて行く私たち一人一人の心に、あらためて神をたたえること賛美することの
素晴らしさ、豊かさに気づかせていただけた研修会だったと思います。

   

準備をしてくださった神父さま方、事務局、そして快く受け入れてくださった
伊万里の聖母トラピスチヌ修道院のシスター方に感謝いたします。