小教区の広報担当者をつなぐ
~大名町教会で「集い」 


福岡教区の各小教区で教会報の編集やホームページの運営に携わっている
広報担当者の集いが6月28日(日)、大名町教会で開かれた。
担当者同士のつながりを深めるとともに、教会における広報の役割について
意識の共有を図るのが目的で、今回が初の開催。
19小教区と女子パウロ会、男子パウロ会から約40人が参加し、
それぞれの思いを分かち合った。このうち、帯山教会(熊本市)など
遠隔地の2人はインターネットを利用したテレビ電話で参加した。


 集いではまず、教会のさまざまな現場でどのような広報(情報伝達)の
工夫がなされているかを調べるワークショップを実施。
  参加者は
①大名町教会の外の掲示板
②同教会の1階ホール
③同教会の2階聖堂・受付付近
④各教会の小教区報
⑤各教区の教区報
⑥大名町教会に併設された女子パウロ会の書店「セントポールFUKUOKA」
⑦各教会のホームページ―
の7グループに分かれ、実地見学を行った。
 その後の分かち合いで、参加者からは「掲示板に多種多様な情報が張られていたが、
あれだけ多いと逆に目に入りづらい」「掲示する情報の内容を、
教会の内部と外部で信者向けと一般向けに区別する工夫が必要」
「ホームページは未信者の方も多く目にする。そういう方のための情報を
いかに発信していくかが課題と感じた」などの意見が出た。
 こうした声を受け、下町豊重神父(教区情報センター委員長)が
「各小教区で尽力しておられる様子が伺えて、嬉しく思った。
小教区の広報担当者がつながり合い、協力し合うことによって、福音はより広く伝わっていく。
引き続き、ネットワークをしっかり築いてほしい」と述べ、集いを結んだ。


 今回の集いに先立ち、福岡教区では各小教区の
広報担当者に対するアンケートを実施(回答・34小教区)。
小教区によって広報担当者がいなかったり、ホームページの運営に関して
IT(情報技術)に明るい人材がいなかったりする〝情報格差〟が浮かび上がった。
 今回の集いを企画した教区広報の実務担当・平尾千衣子さんは
「小教区によって、広報の現状もさまざま。教区としても、福音宣教の
最前線で頑張る小教区の広報担当者の後方支援をしないといけないと感じた。
具体的なテーマの下、今後も広報の集いを開きたい」と話している。