加賀山隼人殉教400周年へ向けて行橋で学び

7月27日(土)~7月28日(日)行橋・豊津教会で川村信三神父
(イエズス会/上智大学史学科教授)の講話と司式ミサが行われた。

今年10月、北九州地区では郷土の殉教者である小倉のディエゴ加賀山隼人の
殉教400周年を記念するイベントを迎える…。
これに合わせ行橋小教区として、信仰を伝え繋げてくれた先人たちにふれ、
学び、分かち合う場を持つために史学研究家であり、上智大学で
教鞭を執るイエズス会の川村信三神父さまを講師に迎え、
豊津教会と行橋教会で講話をしていただくことになった。
今回は直接的に郷土の殉教者についてのお話しではなく、
「東洋の奇跡」と言われた信徒発見のお話しを軸に、何故、
日本の潜伏キリシタンが250年という時を経てまでピンポイントに
カトリックに復活できたのかを三つのキーワードをもとに史学的だけではなく、
神学的に、また秘蹟学的に潜伏キリシタンの信仰にふれ、お話ししていただいた。
学会に名を連ねる一流の史学研究者(専門家)としての講話に
行橋小教区だけではなく、近隣の教会や教区内の他の地区からも
川村神父さまの講話を聴きに来られている方も多くみられた。
講話の内容は豊津・行橋とも基本的に同じテーマ…「東洋の奇跡」
「信徒発見」これは皆さんに伝わっている郷土の殉教者、加賀山隼人とか、
キリシタン時代の(先人の)信仰と、私たちの信仰を結ぶ上でとても大事なことです。
実はこれ、250年間もローマとの繋がりを絶たれた潜伏キリシタンが
カトリックに復帰できたというのは例外中の例外です。
また、これはカトリック信者でないと理解できません、教会や教会共同体を
つくって、教会の秘蹟や神学論を知っていないと「東洋の奇跡」と言われる
この話は理解できません…。
キリシタン時代、信徒共同体の存続を可能にした「コンフラリヤ」、
信徒信心会(信徒だけの組織)。
250年もの潜伏の間、忍耐と希望を継続させた伝承「バスチャンの予言」、
そして「愛」の「しるし」の記憶(秘跡の記憶)を伝承させた
「こんちりさんのりやく」…「ゆるしの秘蹟」なのです…。
お話しの端々から司祭として、また信仰者としての豊かな知識と
信仰に裏付けされたことを感じる講話、そして信仰を伝え残してくれた
先人たちの思いが伝わるお話しでした…。