2017’北九州平和の集い

8月6日(主の変容の祝日)の午後、
迷走するスーパー台風接近の影響のせいか?
時折強風と突然のゲリラ豪雨に見舞われる中、カトリック小倉教会において
17回目となる「北九州平和の集い」が行われた。一時は台風接近を考慮し
中止も考えられたが中庭のテント設営を止め、各活動グループの出店
(活動アピール)を信徒会館や聖堂に移しての開催となった。

平和の祈り、深堀勝人神父(平和の集い担当司祭)の始めのことば、
大場英樹実行委員長(戸畑教会)の挨拶のあと始められた。例年4~6組の
平和活動発表が行われるが、今年は3組の発表が行われた。
1件目は、NPO法人「抱樸」の森松長生 牧師による「いのち」をテーマとした
ハウスレスをなくすための取組から家庭の貧困、貧困の悪循環を断ち切る取組。
2件目は、子どもの貧困をテーマに、中津の児童養護施設聖ヨゼフ寮(サレジオ会)で、
親と生活することができない子どもたちの自立支援をする、村松泰隆神父の
聖ヨゼフ寮の子どもたちの様子を通してのお話し。そして3件目は、キリスト者
九条の会(北九州女性チーム)による「九条守りたい平和コント」でのアピールが行われ、
交流タイムとなった。生憎の天気…交流タイムも聖堂や信徒会館で少し短めではあったが、
久しぶりに会う他教会の方たちと挨拶を交わす姿や楽しい会話も聞かれた。
交流タイムのあと、森山信三神父(福岡コレジオ院長)の平和講演が行われた。
森山師はイエスの愛の教え、非暴力主義、その教えを通して、平和の実現を私たちの
信仰の問題として、また身近な問題として捉えることの大切さを解き、
先月亡くなられた、中国の劉暁波さんをはじめ、非暴力平和主義を貫いた先人たちの
言葉を取り上げ、「敵を愛する」こと、非暴力による平和の実現を語った。

(森山神父さまのお話しを聞くことができます。)

平和講演のあと別室(子どもの広場)で、
大塚了平神父による「戦争体験を通して平和を学ぶ」をテーマに、
平和への思いを込めた作品作りをしていた子どもたちも合流し、
平和祈願が行われた。はじめに子どもたちの作った作品や、各小教区からの
平和への願いを象徴する折りヅルなどが子どもたちによって奉納され、
参加した司祭たちが受取り祭壇前に捧げられた。平和の集いに花を添える、
子どもたちの手話振付つきの歌も披露され、沈黙の時間がとられた。
沈黙の間、今年の平和の集いのテーマの基ともなった、1月1日、世界平和の日に出された、
教皇フランシスコのメッセージ(抜粋)が朗読されたあと、各人が日々の生活の中で
どのような平和を作れるか…その決意や思いを短冊に書き、共同祈願が行われ、閉会となった。
17回も続いてきた北九州平和の集い…教会の現勢を反映しているように、
年々参加者も高齢化し少なくなってきているのは確かなことではあるが、
キリストを信じる一人ひとりが、平和の実現について政治活動や法的、俗世的な問題、
あるいは他人事のように捉えるのではなく、それぞれの信仰の問題として捉え、
若い世代に伝えて行ければと願う。