行橋小教区創立60周年記念サマーイベント
「愛いっぱいチャリティーコンサート」


   

8月2日(日)、カトリック平和旬間を迎える直前の年間第18主日の夕方
今年、11月27日に小教区創立60周年を迎える行橋教会での、
この夏のイベント「愛いっぱいチャリティーコンサート」が開催された。
チャリティーコンサートには聖堂がいっぱいになるほどの多くの皆さん
(半数は行橋教会以外の人々)が集い、夏の夕時の心豊かなひと時を共に過ごした。


コンサートでは、この日のために急遽募集して作られた行橋・豊津の合唱隊が
金曜日、土曜日の二日間をかけて行われた、スペイン在住の声楽家、
九十九依世子さんのワークショップに参加し、発声の仕方から合唱にいたるまで
指導を受け、みごとな歌声で3曲の日本の唱歌(童謡)を披露した。
九十九さんが、この合唱隊の歌声に被せるようにスペインの民謡や動揺を
一緒に歌い、素晴らしいハーモニーが実現した。
日本でもスペインでも昔懐かしい唱歌(童謡や民謡)が忘れ去られてゆくなか
スペイン・バルセロナの日本語学校で音楽を教え、メッゾソプラノの声楽家として
ヨーロッパを中心に演奏活動を続ける九十九依世子さんは、ここ数年来
出身地の愛知県豊橋市でもスペインと日本をつなぐコンサートを続けられている。


合唱隊のコーラスの終わりには、十年前の行橋小教区創立50周年の時に夫である
九十九伸一さん(行橋市出身スペイン在住の画家)の協力で改装された
心温まる祈りの空間(聖堂)の中に、コンサートに来られた皆さん全員の歌声が響いていた。


今回のチャリティーコンサートで集まった献金は全て
シスターズリレーで平和を求め平和のために働くシスター方に連帯する
北九州平和の集いの献金として共に贈られる。
小さな行いかも知れないが、これも平和の実現ために働く人々との
連帯の表れであり祈りの形である。
参加協力してくださった多くの皆様に感謝したい。