2017’平和を祈る集い

8月11日(土/祝)午後から、
福岡カテドラル大名町教会において「日本カトリック平和旬間」
賛同企画として、福岡司教区主催、カトリック社会司教委員会、
長崎教会管区共催による「平和を祈る集い」~地球という
共通の家に暮らすすべての人へ~が開催された。

福岡教区内はもちろん長崎、大分からも人々が集うなか、
はじめに巡回中のファティマの聖母像の安置式が、
宮原良治 福岡司教の司式で行われたあと、
浜口末男 大分司教による導入の挨拶が行われ、
回勅「ラウダート・シ」について、翻訳者である
瀬本正之 神父(イエズス会・上智大学神学部教授)が、
環境保護・保全はすべての創造主である神から与えられた
人間の使命でもあり、環境問題への真摯な取り組みは
創造主から責任を問われる信仰上の課題であるとの
教皇フランシスコの確信とも言えるメッセージの主旨に
ついて触れながら、環境保護を、いつくしみのわざとする
新たな生き方・歩み方を育むために昨年、「被造物を大切に
する世界祈願日」に出された、教皇メッセージなどを紹介し
話した。
また、司教団から出されたメッセージ「今こそ原発の廃止を、
日本のカトリック教会の問いかけ」について携わった、
原田雅樹 神父(ドミニコ会・清泉女子大学キリスト教
文化研究所教授)が、福島第一原発事故による被災地の現状、
原子力技術の歴史、技術的限界を社会学的、科学的、
技術的な面から解説し、回勅「ラウダート・シ」も大きく
反映されたメッセージをカトリック神学のビジョンから
講演した。

講演のあと、高見三明 長崎大司教(日本司教協議会会長)からの
呼びかけ、そして福岡教区内で社会の福音化のために活動する
グループが紹介され、第1部を終了し、休憩後11日から教区
(福岡地区)の青年たちが主催する中高生キャンプ
「FYCC14」に参加している中高生や青年たちも参列し、
三人の司教が共同司式する平和祈願ミサが行われた。
説教に立った浜口末男 大分司教は、人間と自然とのつながりに
ついて話し、回勅「ラウダート・シ」も、日本の司教団が出した
メッセージも、同じ地球に住むすべての人に向けて書かれている。
個人だけではなく、経済、政治、文化、あらゆる階層が改心
しないと、やりとげることができない。原子爆弾(核爆弾)だけを
禁止するのではなく同じ原子力エネルギーを使う原子力発電も
禁止する必要がある。核融合によって生まれるエネルギーは、
宇宙には沢山あり地球内部にもあるが、生命体が存在する
ところには存在しない。核融合で生まれる大きなエネルギーが
あるようなところには生命体は存在できない。
長崎に行って資料館に行ってきました、悲惨な写真が印象に
残っています。記念すること、これは私たちが一番大切にしている
ことです。原爆のことを忘れない、ゆるすということは忘れる
ことではない、もっともっと思い起こして(記念して)、
次の世代にバトンタッチして行かなければならないと話し、
先ほど安置されたルルドの聖母に特別に、取り次ぎを願いながら
私たちの平和、全世界の平和のためにお祈りしましょうと、結んだ。