福岡教区主催「平和を祈る集い」
1階 講堂 「平和を祈る集い」 応募作品展示会場
<「平和を祈る集い」 分科会小学生の部での作品>
【 福岡地区 】
教区主催「平和を祈る集い」に寄せられた作品や原稿
< 光丘教会(主任:十時伸治神父)>
<笹丘教会 (主任:マイケル・ヒルデン神父、 助任:桑原篤史神父)>
[平和の祈り] (家族みんなで一緒に考えた祈り 松尾有珠)
<大名町教会 主任:中村 彰 神父 >
[カトリック大名町教会 信徒会長 吉田俊雄]
〇ガザ地区の 子供の叫び 聞こえぬか 自己の正義に 耳塞がれて
〇車いす 障がい負いたる 人のあり ウクライナへと 海渡りゆく
〇ウクライナ 異国に逃れて 国想う 家族の安否 胸に秘めつつ
〇座り込み 年を重ねて 500回 核の廃絶 祈る長崎
〇戦争の 無き世を願う 人々の 祈りつながる 平和公園
〇風船の 飛び交う空に 運び来る 自国の正義 憎悪と恐怖
〇鐘の音の 空に響いて 広がりぬ 平和の想い 世界に届けと
<高宮教会 主任:クマル・プラビン神父>
<老司教会 主任:大山 悟神父>
糸島教会の平和行事 < 主任:岩下 和樹 神父 >
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【筑後地区】
教区主催「平和を祈る集い」に寄せられた作品
【久留米教会 主任:宮崎保司神父 】
【 北九州地区 】
教区主催「平和を祈る集い」に寄せられた作品
<黒崎教会 主任:杉原寛信神父>
北九州地区宣教司牧評議会主催 「平和を祈る集い」
分かち合いの様子
みんなで絵を作成
完成した絵の数々
【佐賀地区】
教区主催「平和を祈る集い」に寄せられた作品
【佐賀教会 主任:牧山美好神父 】
【熊本地区】
教区主催「平和を祈る集い」に寄せられた作品
<手取教会 主任:櫻井尚明神父 >
<菊池教会 主任:シルバノ・ダ・ロイト神父>
川柳 (38句)
〇いつまでも 僕らのおうち 青い星 (岩根俊哉)
〇やれること 何かあるはず 平和まで (岩根俊哉)
〇ニュース見て 目をそらさずに 自分事 (岩根俊哉)
〇数字じゃない その数の先に 家族あり (岩根俊哉)
〇毎日の 家族で夕飯 幸せだ (岩根のぞみ)
〇考えよう 一人一人に できること (岩根のぞみ)
〇かみさまは いのちをくれる やさしい人 (岩根はる)
〇はちさんへ おいしいはちみつ ありがとう(岩根はる)
〇かみさまへ いつもごはん ありがとう (岩根はる)
〇ねえみんな へいわつくろう いっしょにね(岩根はる)
〇かみさまへ あいのこころを つたえよう (岩根なつ希)
〇ともだちと まいにちあそぶ うれしいな (岩根なつ希)
〇おさんぽで ひこうきぐもが にじいろよ (岩根なつ希)
〇おかあさん まいにちごはん ありがとう (岩根なつ希)
〇平和って みんな揃って 笑顔あり (樫谷一枝)
〇イエズスの 愛に守られ 育つ子ら (樫谷一枝)
〇線はない 丸い地球 みな家族 (樫谷一枝)
〇飢餓の子と 目と目とあって 箸止まる (久米義一)
〇鳩は舞う 憎しみ合っても 鳩は舞う (久米義一)
〇声失して さらに繰りたし アベマリア (船津智代子)
〇九条詩(うた) 友に歌いし 仲間逝く (船津智代子)
〇初めての 街宣懐かし アルタ前 (船津智代子)
〇形見分け 平和と供に 譲り受く (船津智代子)
〇忠実に ただ忠実に 月の照る (船津智代子)
〇挫けずに 不在者投票 続けます (船津智代子)
〇主の平和 愛のみぞ知る その姿 (牧野 誠)
〇人類よ 争い止めて 主の平和 (松本弘美)
〇夜の空 亡き人想い 星見つむ (松本弘美)
〇この地球 みんな仲良く 借り住まい (松本弘美)
〇平和はね 優しい気持ち 伝わるよ (松川木仁未)
〇落語聞く みんなの顔に 笑顔咲く (松川久美子)
〇お御堂で 平和の歌が こだまする (松川久美子)
〇朝焼けに 鳥のさえずり 平和あれ (松川久美子)
〇お御堂に 平和の賛歌 二重奏 (湯田令子)
〇わが心 痛めて知るぞ 神の御手 (湯田令子)
〇ウクライナ 平和の鐘が 今日も泣く (湯田友二)
〇主に願い 安息日乞う ガザの空 (湯田友二)
〇多様性 集うミサには 普遍性 (湯田友二)
俳句(22句)
〇終戦の 光(ひ)に咲く花や ヒメジオン (緒方まゆみ)
〇平和世(よ)を イエスに願う 笹飾り (緒方まゆみ)
〇夏休み 平和を願う 鐘ひびく (緒方まゆみ)
〇ユリ咲いて 優しく光る 天主堂 (緒方まゆみ)
〇手を繋ぎ 平和を願う 五輪の輪 (久米義一)
〇蝉時雨 平和を祈る 背中(せな)に降る (中川道代)
〇鐘の音の 響く夏空 被爆の日 (中川道代)
〇炎天を 引き裂く機影 爆心地 (中川道代)
〇炎天に 立ち上る祈り 静かなり (中川道代)
〇蝉鳴けど 静けき杉の 木立かな (牧野 誠)
〇神蜻蛉 木漏れ日の中 合掌す (牧野 誠)
〇祖母逝きて 蝉が経読む 仏間かな (牧野 誠)
〇一輪の アサガオ咲きて 主の平和 (松本隆子)
〇戦いを やめろ止めろと 蝉しぐれ (松本隆子)
〇天の川 平和の願い 短冊に (松本隆子)
〇マリア様 捧げしユリの 平和祭 (松本隆子)
〇白い鳩 国境越えて 虹の橋 (松本弘美)
〇慈雨(じう)来る 一息ついて 神に感謝 (湯田令子)
〇夕立の 去りし静けさ マリア建つ (湯田令子)
〇教会で 秋桜見つけ 嗚呼平和 (湯田友二)
〇主とともに 百日草は 今日も咲く (湯田友二)
〇十字架に 朝日がきらり 汗きらり (湯田友二)
〇夢醒めて 父の温もり イエス様(櫛山今日子)
〇天草の 島へ訪れ 主を想う (櫛山今日子)
<山鹿教会 主任:シルバノ・ダ・ロイト神父>
〇 俳句セピア色の父纏(まと)う白百合の香(か) (松下 圭士)
〇 父母(ちちはは)の齢(よわい)を超へて蝉時雨(せみしぐれ) (松下 紀子)
〇 惜しみなくパンを与えよ惜しげなく (小南 裕治)
〇 川柳天国か地獄行きつく先はAI(エーアイ)に (小南 裕治)
〇 負け戦(いくさ)我が飼い猫の神頼み (小南 三重子)
〇 おまえもか弱虫猫の逃避行 ( 〃 )
〇 武器を捨てみんなで蒔こう平和の種(たね) (中野 泰臣)
〇 イエズスの愛をみんなで伝えよう ( 〃 )
〇 戦争は悲惨でしかも愚かしい ( 〃 )
〇 頑なに守ってゆこう憲法を ( 〃 )
〇 これくらいわかるだろうが争いの元(もと) (宮本 暁子)
〇 誰だって戦争なんてまっぴらさ ( 〃 )
〇 殴られてそれでも許す至難の業(わざ) ( 〃 )
〇 平和への祈りは続く諦めぬ ( 〃 )
〇 花火がパン昔は戦争ごっこ懐かしかあ (福島 隆)
〇 飛行機雲引いて飛ぶのはB29だけ ( 〃 )
〇 戦争と平和どちらが好きかくじで決め ( 〃 )
〇 朝焼けに今日も平和でと祈る孫の手 ( 〃 )
手取教会で行われた平和行事 (報告:小野 豊和)
山鹿教会 で行われた平和行事 報告:中野泰臣
「平和を祈る集い」所感(※教区報10月号に抜粋して掲載)
8月18日(日)主日ミサ終了後、菊池教会に於いて、 菊池・山鹿教会合同による、「平和を祈る集い」が行われた。
菊池教会・信徒会長の挨拶を皮切りに、およそ2時間に亘る集会であった。
まずは、山鹿教会・男性信徒に語って頂いた「戦争の体験談」では、先の 第2次世界大戦に於いておよそ2千万人の命が失われ、とりわけ最も犠牲者が 多かった中華民国は、軍人・民間人併せて、1千万人が亡くなったという事実に言葉を失い、唯一の地上戦を体験し県民の3人に1人が亡くなったという、 沖縄の方々の今もなお続く苦難を思うと、改めてそうした戦没者の尊い犠牲によって、 我々は平和を享受出来ているのだと痛感。
続く「絵本の朗読」は、菊池教会・女性信徒2人(小学生とベトナム出身者)による ~へいわってすてきだね、ヒロシマ消えたかぞく~ を、日本語とベトナム語で朗読。 年代や国籍を越えて、平和を希求する2人の確かなメッセージとして受け止める事が出来た。
続く「平和のメッセージ」は、菊池教会・女性信徒ご自身の生活の取組み (太陽光温水器の活用や、紙資源の節約、地産地消の徹底、フードロスの削減等) を紹介して頂き、”次世代に少しでも住みやすい環境を残そう”との、強い想いが伝わってきた。「平和・環境への取組み」では、菊池教会・女性信徒より、新たな段階 に入った地球温暖化の現状報告。中でも、2019年から2020年に掛けて起こったオーストラリアの山火事では、コアラやカンガルー等、30億匹以上の動物が命を落とした 現実に愕然とし、今まさに全ての被造物の命を守る為に、我々1人1人の行動が要求されていると、痛感した。また、シベリアの永久凍土の融解による新たなウィルスの出現が、再び我々をパンデミックの恐怖に陥れる危険を孕んでいるという現実を突きつけてくる。温暖化の加速を食い止める為に、例えばパワーシフト(再生可能 エネルギーのみによる発電を行う電力会社と契約する)、省エネルギー家電の利用促進、 より環境負荷の低い移動手段への転換等、身近に出来る取組みから今すぐに行動をと呼びかけられた。
10分間の休憩を挟み後半は、山鹿教会・信徒6人による、朗読リレー。
山口・宇部教会の片柳弘史神父著「こころの深呼吸」から、平和に関するメッセージを5点紹介する朗読リレーと、 世界平和のための共同祈願7つを、心を込めて唱えた。
また、「俳句・川柳の会」では、24人の応募者から、俳句25、川柳55、計80点の 平和に関する想いを詠んだ力作が寄せられた。代表として4人の方々に、 作品に込めた想い、考えや創作の背景を語って(または代読させて)頂き、拍手と喝采を交えて、会場は大きな盛り上がりを見せた。
次に、東京大司教区・菊池大司教のメッセージを、山鹿教会・男性信徒が朗読した。
「平和の歌」として2曲、 “キリストの平和”と”翼をください”を、菊池教会・女性信徒による ピアノ伴奏にて全員で合唱。最後は、山鹿教会・信徒会長による閉会挨拶と視覚障がいのある山鹿教会・男性信徒による「アッシジの聖フランシスコの平和を願う祈り」で締めくくられた。
(余談)
現在進行形の2つの大きな戦争、ロシアとウクライナ、そして、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマス。それぞれ一方の国が、核保有国である現実を直視し、 ” 核による脅威”が、 “今そこにある危機”として、存在する現実を忘れてはならない。 79年前の広島と長崎、更にまだ記憶に新しい福島の原発事故による、被曝と放射能汚染という 悲劇を繰り返さない為に。
かつてのイスラエルに於けるパックス・ロマーナの時代に、巨大帝国の武力による 安定ではなく、愛と謙遜さにより、人々に平安をもたらす、真の平和の君として、 イエス・キリストが来臨され、それから2千年が経った今もなお、神が望まれる、真の平和が実現 出来ない現実に、愕然とするばかりである。
来年は、第2次世界大戦終結から80年、またベトナム戦争終結(サイゴン陥落)から50年を 迎える。その節目の年を迎えるにあたり、いつ何時も、我々と共にいて下さるイエス・キリストの後に従い、今日から想いを新たに平和への歩みを進めてまいりましょう。
(文責 山鹿教会・信徒 中野 泰臣)
聖パウロ修道会
〇剣を鋤 槍打ち直して 鎌とする 戦いを止め さあ主の山に (イザヤ 2.3-4)
〇戦争は 人間の仕業 破壊と死 神よこの世に 尽きせぬ平和を (ヨハネ・パウロ2世)
Br.阿部光一