福岡教区での奉仕を願い、司祭召命への道を歩む
ヨゼフ ヴォーターフォン 神学生
私はヨゼフ・ヴォーターフォンと申します。ベトナムのヴイン教区タイフォン教会の出身です。11人兄弟姉妹の農家の家族に生まれ、家族全員がキリスト者で、子どもの頃からカトリックの教えを受けて育ちました。母が教会に連れて行くたびに、スータンを着ている神父様のお姿を見て、格好いいと感動していました。中学生時代にもっと神父様のことを知りたいと思い、教会で侍者と朗読の奉仕をしていました。高校卒業後に、司祭になりたい気持ちを持ちながら大学に入ろうと思いましたが、家計が苦しくて諦めざるを得ませんでした。
その後、両親を支えるために、技能実習生として２０１６年９月に来日しました。そして５年間、田川教会に通っていました。はじめて教会に来て驚いたのは、信者さんが少ないだけでなく、青年がいなくて、高齢の方が多いということでした。そのような状況を見た瞬間、将来の日本の教会がどうなるのだろうかと心配になりました。毎週日曜日には教会に行って、ミサの準備と侍者をしていました。日本語が少しできるようになると、朗読を頼まれ行うようになりました。とてもうれしかったです。
この約１年間、自分のことや人生の目的を考え始めました。自分が罪人だと意識しながらも「神よ、どうしたらいいですか？ もし私をお呼びになるのでしたら、お助けください」と祈りました。次第に心の平安を感じ、神が回心のめぐみを与えてくださった気がしました。ある神父様に相談して助言をいただき、司祭召命への道を決心しました。
将来、福岡教区で奉仕させていただく気持ちでいっぱいです。こういう私のためにお祈りください。よろしくお願いいたします。
※「神学生の夏休み」 福岡教区・教区報10月号 ４面 外国語コラム掲載記事は下記から
CHỦNG SINH “KHÔNG CÓ NGHỈ HÈ 「神学生にとっては夏休みはない」
Chủng sinh Giuse Võ Tá Phượng（Viet Nam） ヨセフ・ヴォー・ター・フォン（ベトナム）
