2024年9月15日 祖父母と高齢者のための世界祈願日
「老いの日にもわたしを捨て去らないでください」(詩編71・9参照))
教皇フランシスコは、 イエスの祖父母ヨアキムとアンナの記念日 に近い毎年7月第4日曜日を「祖父母と高齢者のための世界祈願日」と制定されました。
( *2023年7月の第1回臨時司教総会で、日本では9月の「敬老の日」の前日に移動することが承認されました)
今年のテーマは 「老いの日にもわたしを捨て去らないでください」(詩編71・9参照)) です。この日は、祖父母や高齢者が社会にとって大切な存在であり、その存在を認めるように招いています。
◆ 第4回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」教皇メッセージ
※外部リンク(上の青い文字をクリックすると全文をお読みになれます。):カトリック中央協議会
第4回「祖父母と高齢者のための世界祈願日(2024年7月28日)」の祈り
(日本では2024年9月15日)
主なる神、誠実なかた、
あなたは、わたしたちをご自分の似姿としてお造りになりました。
わたしたちを決して独りにすることなく、
人生のいかなる時も、ともにいてくださいます。
わたしたちを見捨てず、見守ってください。
わたしたちが自分自身を見いだし、
あなたの子であると思い起こさせてください。
みことばによってわたしたちの心を新たにし、
だれひとり見捨てられることがないようにしてください。
愛の霊が、あなたの優しさでわたしたちを満たしてくださいますように。
旅の途中に出会う人に、
「あなたを見捨てません」と言えるよう教えてください。
愛する御子の助けによって、
わたしたちが友愛の心を失わず、
孤独の悲しみに屈することがありませんように。
新たな希望をもって未来に目を向けることができるよう助けてください。
「祖父母と高齢者のための世界祈願日」を、
孤独のない一日、
あなたの平和の初穂に満ちた一日としてください。
アーメン。
(2024年7月19日 日本カトリック司教協議会常任司教委員会認可)
※祈り文はこちらからダウロードできます。
⇒ 第4回「祖父母と高齢者のための世界祈願日(2024年7月28日)」の祈り
祖父母と高齢者のための祈願日(7月の第4日曜日)とは
*2023年7月の第1回臨時司教総会で、日本では9月の「敬老の日」の前日に移動することが承認されました。
この祈願日は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中に制定されました。感染拡大防止のため、多くの高齢者が孤独のうちに置かれ、だれにも看取られることなく亡くなりました。その悲劇は、苦しむ人に寄り添うというキリスト者の召命について、あらためて考えるよう促します。
この祈願日の教皇メッセージは、とりわけ高齢者自身へと向けられます。教皇は、記憶を保ち信仰を伝えるという高齢者の使命を繰り返し説いています。高齢者には、社会において担うべき役割があるのです。
ですから、高齢者にとってはその使命の自覚が、後の世代にとっては高齢者の果たす役割への理解が、それぞれ求められます。家庭にも教会にも、高齢者が活躍する場、あらゆる世代がつながって協働する場が必要なのです。 (カトリック中央協議会ホームぺージより)