
4月21日(月)、教皇庁広報部は以下の発表を行いました。
今朝9時47分(日本時間午後4時47分)、ローマ教会のカメルレンゴのケヴィン・ジョセフ・ファレル枢機卿は悲しみのうちに教皇フランシスコが逝去したことを次の言葉をもって知らせました。
「親愛なる兄弟姉妹の皆さん。深い悲しみをもって、教皇フランシスコのご死去をお知らせしなければなりません。
今朝7時35分(日本時間午後2時35分)、ローマ司教フランシスコは御父の家に帰られました。教皇の全生涯は、主とその教会への奉仕のためにささげられました。
教皇は、とくに最も貧しい人、最も疎外された人のために、忠実と勇気と普遍的な愛をもって福音の価値観を生きることをわたしたちに教えてくださいました。
主イエスのまことの弟子としての教皇の模範への深い感謝をもって、わたしたちは教皇フランシスコの魂を三位一体の神の限りない憐れみの愛にゆだねます。」
(2025.4.21 午後6時)
教皇フランシスコ 追悼ミサ
♰ 主の平和
昨日、私たちの教皇フランシスコが帰天されました。教皇フランシスコの逝去を受け、福岡教区では、下記のとおり追悼ミサを行います。この中で、教皇フランシスコが長年にわたり牧者として導いてくださったことに共に感謝し、永遠の安息を祈りたいと思います。
福岡司教区本部 事務局長
十 時 伸 治 神父
記
1 日 時 2025年4月25日(金)19:00から
2 場 所 カテドラル大名町教会 大聖堂
3 主司式 福岡教区長 ヨゼフ・アベイヤ司教
⇒ A message to our Catholic Sisters and Brothers on the death of Pope Francis
⇒ フランシスコ教皇 霊的遺言
教皇フランシスコ(ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)が、2022年6月29日にバチカンのサンタ・マルタ館で記した遺言が次のように公表されました。
Miserando atque eligendo(※教皇フランシスコの紋章名「あわれみを受け、そして選ばれた」(尊者聖ベーダの言葉より))
至聖三位一体の御名によって。アーメン。
わたしのこの世における人生の夕暮れが近づくのを感じるにあたり、永遠のいのちにおける大きな希望をもって、わたしの埋葬の場所についてのみ、遺言としての意志を表明したい。
わたしは自らの人生と司祭職および司教職を、常にわれらが主の御母、至聖マリアにゆだねてきた。それゆえに、わたしの亡骸が教皇付大聖堂サンタ・マリア・マッジョーレに葬られ、復活の日を待つことを希望する。
わたしの最後の旅がまさにこの古代の聖母巡礼聖堂で終わることを希望する。わたしはこの大聖堂にすべての司牧訪問の始めと終わりに祈りのために訪れ、自らの意向を信頼をもって無原罪の聖母に託し、その従順な、母なる配慮に感謝してきた。
わたしの墓が側廊のパオリーナ礼拝堂(サルス・ポプリ・ロマーニの礼拝堂)とスフォルツァ礼拝堂の間に、添付の指示のように用意されることを願う。
墓は床に設けられ、特別な装飾なしに、唯一「Franciscus」との表記を持つものでなければならない。
わたしの墓所の準備の費用はわたしがあらかじめ得た篤志家の寄付で賄われる。教皇付大聖堂サンタ・マリア・マッジョーレへの移送については、同大聖堂の特別委員ロランダス・マクリカス師に指示した。
わたしを愛してくれた、そしてわたしのために祈り続けてくれるであろう人々を、主が顧みてくださるように。わたしの人生の終末期の苦しみは、世界の平和と人民間の兄弟愛のために主に捧げた。
サンタ・マルタ、 2022年6月29日
フランシスコ
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