2025年 第111回「世界難民移住移動者の日」(献金)
移住者――希望の宣教者

移住者と難民は教会に、自らの巡礼者としての側面を思い起こさせてくれます。教会は、対神徳である希望に支えられながら、最終的な祖国に到達することを目指してたえず歩み続けるからです。 (教皇レオ十四世)
「しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しいからだを、ご自分の栄光あるからだと同じ形に変えてくださるのです」(フィリピ3・20-21)。
※2025年「世界難民移住移動者の日」教皇メッセージ全文は下記よりご覧いただけます。
⇒ 2025年 第111回「世界難民移住移動者の日」教皇メッセージ全文
2025年世界難民移住移動者の日にあたって
毎年9月の最終日曜日に記念する「世界難民移住移動者の日」には、テーマと教皇メッセージが発表されます。今年は、聖年の最中でもあるところから、前教皇フランシスコが残したテーマ「移住者――希望の宣教者」が選ばれました。難民という極めて困難な状況に置かれた人々が、希望を捨てずに何とか生き延びようとしている姿は、私たちの心を激しく揺さぶります。私たちに何とか力を貸すことは出来ないのかという思いと同時に、難民となった人々の「勇気と粘り強さ」です。
今年のテーマには、移民、難民の姿は私たちに未来の「祖国」への到達を思い起こさせること、また受け入れ先の共同体との「対話の促進」を生み出しているなどの意味が込められています。私たちも、難民、移民となった人々のために祈り行動することで、共に神への信頼に導く「希望の巡礼者」となっていきましょう。
2025年8月18日
日本カトリック難民移住移動者委員会
委員長 松浦悟郎
⇒ 日本カトリック難民移住移動者委員会(J-CaRM)公式ウェブサイト
「世界難民移住移動者の日」とは?
「世界難民移住移動者の日」は、各小教区とカトリック施設が、国籍を超えた神の国を求めて、真の信仰共同体を築き、全世界の人々と「ともに生きる」決意を新たにする日です。日本の教会でこの分野の活動を受け持つ日本カトリック難民移住移動者委員会は、日本と全世界にある協力グループとともに、活動の推進、連絡、協力、支援、情報の交流等を行っています。そのために祈りと献金がささげられます。おもな活動は次のとおりです。
1.滞日・在日外国人とともに
2.滞日・在日外国人とともに
3.定住難民や新難民とともに
4.外国人船員や国際交通機関の乗務員とその家族とともに
5.海外日本人・海外移住者(海外旅行者も含む)とともに
6.海外日本人宣教者、外国人宣教者とともに