「袴田事件」とは何か? ~生命の尊厳と死刑廃止 主催:カトリック福岡司教区・社会福音化委員会
「袴田事件」とは1966年、現在の静岡市清水区のみそ製造会社の専務一家4人が殺され、従業員だった袴田巖さんが「プロボクサーだから」という予断と偏見で逮捕起訴された冤罪事件です。
連日連夜の長時間に及ぶ取り調べで朦朧として、自白調書にサインしたものの裁判開始後、ずっと無罪を叫び続けた袴田さんですが、1980年に最高裁で死刑が確定し心身を病み、約48年の長きにわたる収監は、ギネスブックにも載りました。
無実の死刑囚・袴田巖さんを救う会、国会議員をはじめとする支援の輪が広がり、弁護団の再審請求により、2014年3月27日、ついに静岡地裁は再審開始と釈放を決定。しかし検察側が抗告し、最高裁から高裁への差し戻しを経て、昨年3月になってやっと再審開始が確定、静岡地裁で再審公判が続いています。
袴田さんは3月で88歳、1984年に獄中でカトリックの洗礼を受け、死刑囚のまま姉の秀子さん(91)と故郷で暮らしています。
【日 時】 4月27日(土)14時~16時30分
【場 所】 カトリック大名町教会 大聖堂 入場無料(資料代500円)
《スケジュール》
午後2時5分~ビデオ上映
「凍りついた魂~袴田巖に襲いかかった死刑えん罪」
午後3時~ゲストトーク
① 袴田秀子さん (巌さんの姉/再審公判補佐人)
② 門間幸枝さん (無実の死刑囚・袴田巖さんを救う会副代表)予定
③ 古川龍樹さん (「福岡事件」再審キャンペーン事務局 /生命山シュバイツァー寺代表)
午後4時~4時30分 質疑応答
【主 催】 カトリック福岡司教区社会福音化委員会正義と平和・人権部門(社会福音ネットワーク・福岡)
【問合せ先】 カトリック福岡司教区・社会福音化委員会 正義と平和人権部門 社会福音ネットワーク・福岡 (青木090-6775-4268/増井070-6594-5716)