2020年2月 「日本二十六聖人殉教者への祈り」
2月5日は「日本二十六聖人殉教者」の祝日です。
二十六聖人とは、キリスト教の信仰を理由に豊臣秀吉の命令で処刑された
日本で最初の殉教者たちのことです。
また、2月3日は「福者ユスト高山右近殉教者」の記念日です。
戦国時代の武将として有名な高山右近は、領内で福音宣教を積極的に進め、
慈悲のわざにも力を尽くしました。
豊臣秀吉によるキリシタン弾圧により領地を失い、加賀藩に身を寄せた後、
最終的に日本からフィリピンに追放され、1615年に客死しました。
福岡教区(福岡、佐賀、熊本)内にも多くの殉教者を記念する場所があります。
(上の写真は熊本・花岡山の殉教記念碑です。写真提供=高木淳司)
今月は日本の殉教者たちに取り次ぎを願う祈りを紹介します。
日本二十六聖人殉教者よ
あなたがたは京都から長崎までの十字架の道を歩み
キリストのためにいのちをささげました。
わたしたちがあなたがたにならい
勇気をもって信仰の証しを立てることができるように導いてください。
わたしたちがどんな試みにあっても
終わりまで耐え忍ぶことができるように力づけてください。
わたしたちがキリストの栄えを求め
救いのために働くことができるように取り次いでください。 アーメン
(協力:カトリック西新教会広報部)