特集:「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」⑧
9月1日から11月30日まで、福岡教区養成教化委員会の企画で、フランシスコ教皇訪日の際に使われたメッセージ「すべてのいのちを守る」をさらに考え、その理解を深めるために資料が提供されます。毎週火曜日更新。
「コロナ禍の中にこそ、すべてのいのちを守る」⑧ 2020年10月20日
~教皇フランシスコと共に考え、実践するために~
「それぞれの民族は自分の文化に応じて神の恵みを経験し、教会はその真の普遍性を表して、『この多様な顔のすばらしさ』を示します。」(使徒的勧告『福音の喜び』116)
外国から来られた兄弟姉妹と共に
10月「福音宣教の月間」③
メッセージ:ヨゼフ・アベイヤ司教
福岡教区の統計を見ますと、信徒数の減少に気づきます。最後の二年間の数字は、もっと丁寧に調べなければならないでしょうが(編注:2018、2019の増加は居所不明者の換算方法の変更による)、全体的な流れは減少です。しかし、外国人の信徒数は正確には把握できていませんが増加していることは確かです(減少数よりも増加数の方が多い)。つまり、外国から来ている信徒たちとの交わり、協力、協働が欠かせません。具体的な取り組みを始めていかねばなりません。 外国から来ている信徒は、わたしたちの共同体に、様々な賜物を持ってきてくださいます。その中の多くは若い人々で、高齢化しているわたしたちの小教区、委員会、活動グループに、希望と新たな力を吹き込むのです。とてもありがたいことです。彼らを温かく迎え、お客様としてではなく、同じ共同体のメンバーとして受け入れねばりません。そのとき、はじめて積極的な協力体制が生まれます。日本の社会に対しても、国を超えた共同体である教会には、違いは、恐れではなく豊かさをもたらすものであるということを証しする使命があります。福音は人と人、グループとグループ、国と国を結ぶ力を持っています。大事な「神の国」の証しです。
ふりかえりましょう
①この文章を読んで、あなたの心に留まったところ、響いたところはどこの部分ですか。それはなぜでしょう。
②あなたの生活の中でどのように「福音宣教」を実践することができるでしょうか。
9月1日から11月30日まで、福岡教区養成教化委員会の企画で、フランシスコ教皇訪日の際に使われたメッセージ「すべてのいのちを守る」をさらに考え、その理解を深めるために資料が提供されます。毎週火曜日更新。